昨年11月頃に某雑誌社の方とお話しした際、「コロナ禍の自粛で家庭内不和になって離婚が増えるだろうという報道がありましたが、増えていますか?」と訊かれました。
それに対して私は、「増えるどころか、減っていますよ」とお答えしました。
その時は「まあ個人の感想ですけれども」などとお茶を濁していたのですが、先般、こんなニュースに接しました。

<a href="https://news.yahoo.co.jp/articles/9134cc7785979f2edec56015898c62e66dcb6b97">https://news.yahoo.co.jp/articles/9134cc7785979f2edec56015898c62e66dcb6b97</a>
『2020年、「コロナ離婚」という言葉が広がりました。在宅時間が増えたり予防対策への意識にずれが生じたりと、夫婦間でいさかいの原因が増えたとする流れによるものです。しかし、厚生労働省の「人口動態統計速報(令和2年11月分)」によると、2020年の離婚件数は2019年よりも減少しています。』

私の個人的な雑感ではなく、実際に全国的に離婚件数が減っていたようです。
ちなみに、厚生労働省の「人口動態統計速報(令和2年11月分)」というのはこちらです。

<a href="https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2020/dl/202011.pdf">https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2020/dl/202011.pdf</a>

これの離婚件数のグラフを見ると、全国的に緊急事態宣言が発令されていた昨年4月~5月にかけて極端に離婚件数が減少しているのが分かります。
私が考えていた理由としては、そもそも自粛要請により法律相談にも行きづらく、裁判所で調停等をすることも控えるようになるので、弁護士が接する離婚事件は減っているというものでした。
さらにいえば、離婚するというのはそれなりにエネルギーやコストが必要になります。これがコロナ禍により離婚する方向にエネルギーやコストをかけにくい環境になった、という要因もあると思います。

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