法律相談の流れ

 「当事務所では、法律相談は予約制となっております。また、お電話での法律相談は承っておりません」
 ということを毎回お電話でご説明しているのですが、では、実際に法律相談の予約を受けるとどうなるのか。

 当事務所では、予約の電話を受けた事務員さんが、所定の用紙に入力して相談カードを作ります。
 相談カードは、法律相談の際に聴取する事項を整理できるようにしてあります。事務所のホームページの業務分野別と同じように、債務整理、夫婦問題、遺産相続、交通事故、一般民事と用意してあります。
 法律相談を行いながら、お伺いした内容やご説明した内容について、このカードに記入していきます。イメージとしては病院のカルテみたいな感じです。

 そんなこんなで法律相談が終わりますと、
 「またご相談されたい場合あるいはご依頼されたい場合には、同じようにお電話を頂いてご予約頂いておりますが、その際に、お電話で今日のご相談をした日付をおっしゃって頂ければ、ご予約の手続きがスムーズになります」
 と最後にご説明しています。

 法律相談が終わった後、記入済みの相談カードは日付順にファイリングして保管します。再相談などのご予約を頂くとき、お電話で前回の相談日を仰って頂けると、ファイルからすぐに相談カードを取り出せるので、お時間がかかりません。
 名前の五十音順でファイリングすればいいじゃないか、という案も出ましたが、事務所開設以来すべての相談カードを保存しているため量が膨大になっており、2年以上前の相談カードのファイルは別棚に保管しないとかさばるので、日付順で管理しています。

 法律相談終了時に名刺サイズの事務所カードをお渡ししていますので、カードの隅っこに日付を記入してお持ち帰り頂けると、次回のお電話のときに便利です。実際にそのようにされているお客様も多いです。

この記事の執筆者

東京・大阪の二大都市で勤務弁護士の経験を積んだ後、
2008年から実務修習地の札幌で葛葉法律事務所を開設。
相続、離婚、交通事故、会社間の訴訟の取扱いが多め。
弁護士歴約20年。

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