当事務所の対応可能地域

 弁護士をお探しになるとき、「どこの」弁護士に相談したら良いか、ということでお悩みになる場合があると思います。

 当事務所での対応可能地域についていうと、ごく大雑把にいってしまうと、特に対応できない地域というのはありません。
 札幌は勿論のこと、小樽、岩見沢、室蘭、苫小牧など札幌郊外の裁判所の事案も取り扱っておりますし、旭川、函館、帯広といった道内の事案も取り扱っておりますし、さらには東京や宇都宮といった道外の事案も取り扱っております。わざわざ道外からいらっしゃってご相談される方もおられます。

 ただ、遠方(特に道外)の事案を取り扱うという場合は、基本的に「訴えられた側」になります。
 これはなぜかというと、訴えられた側が遠方にいる場合には、実際に裁判所まで行かずとも、電話会議で手続を進めてもらうことが可能だからです。これにより、例えば大阪から札幌に引っ越してきた人が、大阪の裁判所で訴えられたとしても、当方で事件処理を行うことができるわけです。
 訴える側の場合は、基本的に裁判所に行かねばならないので、この方法が使えません。
 もちろん、電話会議が出来なければお受けできないというわけではありませんが、もし大阪まで行くこととなった場合には、旅費などの実費を頂戴することとなり、お客様の経済的ご負担が大きくなります。その場合、むしろ大阪の弁護士に依頼した方がご負担は少なくて済むので、当方としては辞退させて頂くことが多いです。

 ちなみに、家事調停(相続や離婚)は、以前は電話会議ができなかったのですが、法改正により電話会議が可能となりました。しかも、当事者全員が電話会議というのも可能です。これにより、以前は遠方の調停事件は当方での事件処理が困難となることがありましたが、今ではかなりお受けしやすくなっています。

 「どこの」という点は気にせずに、お気軽にご相談頂ければと思います。

この記事の執筆者

東京・大阪の二大都市で勤務弁護士の経験を積んだ後、
2008年から実務修習地の札幌で葛葉法律事務所を開設。
相続、離婚、交通事故、会社間の訴訟の取扱いが多め。
弁護士歴約20年。

目次