2023年– date –
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相続
遺産を開示してくれない場合のポイント
【遺産の開示が問題となるケース】 相続人のうちの誰かが被相続人の晩年の介護をしていたという場合、その相続人が被相続人の財産を管理していることが多いです。 その場合、いざ相続が開始した後で、その相続人が他の相続人に対して遺産の内容を十分... -
解決事例
遺産の内容が不明な状態から遺留分侵害額請求をして5200万円を獲得したケース
【事案の概要】 被相続人:父相続人:祖母(被相続人の母)、子(Aさん) Aさんの父親が亡くなったとの連絡が、Aさんの祖母からありました。 ところで、父親は10年以上前に母親と離婚しており、Aさんは母親に引き取られて育てられました。しかし、父親... -
解決事例
共有相続した不動産を独占する兄に対して不動産を売却して売却代金1億6000万円を分配させたケース
【事案の概要】 被相続人:母相続人:子3人(Aさん、Bさん、Y氏) AさんとBさんの父親は商業ビルを所有していました。 父親が死亡した後、相続でビルは母親と兄(Y氏)の共有となりました。 それから母親が死亡し、母親の共有持ち分をAさんとBさん... -
解決事例
24年前に被相続人から300万円を贈与されたことを否定する弟に対して審判で特別受益が認められたケース
【事案の概要】 被相続人:父相続人:子4人(Aさん、Y氏、他2名) Aさんの父親は15年前に亡くなりましたが、その後いろいろあってようやく遺産分割調停が始まりました。 Aさんは、父親が死亡する9年前に父親がY氏に300万円を贈与したことがあると主張... -
解決事例
調停で認知症の母親の相続分(700万円)を取り込もうとした兄から母親を守ったケース
【事案の概要】 被相続人:父相続人:母、子2人(Aさん、Y氏) Aさんの母親と兄のY氏が同じ弁護士に依頼して、父親の遺産分割調停を申し立ててきました。 ところが、その弁護士は調停で母親の相続分をY氏に譲渡すると説明してきました。 しかし、母親... -
解決事例
父親の生前に父親の預金を引き出した兄から計1600万円を取り戻したケース
【事案の概要】 被相続人:父相続人:子4人(Aさん、Bさん、Y氏、他1名) AさんとBさんの父親が亡くなりました。 父親の相続手続は兄(Y氏)が主導して行われ、法定相続分どおり4等分することで話は進みましたが、Aさん達はY氏から開示された父親... -
相続
自宅の配偶者への贈与と持戻免除
贈与税の特例制度により、婚姻期間が20年以上の夫婦間で居住用不動産等の贈与が行われた場合、基礎控除110万円に加えて最高2000万円の控除が認められています。そのため、自分の死後にも配偶者に自宅を確実に残すため、晩年に自宅を配偶者に贈与するという... -
相続
配偶者短期居住権と配偶者居住権
平成31年の法改正で新たに『配偶者短期居住権』と『配偶者居住権』というのができました。言葉が似ており混同しやすいかと思いますので、ざっくりとそれぞれの制度内容についてご説明します。 【配偶者短期居住権】簡単にいえば、被相続人の自宅に同居して... -
企業法務
後出しの著作権料の請求に対して
先日、札幌弁護士会で元文化庁著作権調査官の弁護士を講師に招いて著作権に関するセミナーが開催されました。 その中で、講師の先生が四方山話のように話題にしたことが非常に気になりました。 それは、ネット上に著作物をアップしておいて、社員がそ... -
相続
自筆証書遺言の保管制度
自筆証書遺言とは、遺言者が全文を自書して作成する遺言書のことです。恐らく一般的に遺書として想像するタイプがこれではないでしょうか。 自筆証書遺言は、誰でも自分で手軽に作成できる反面、公正証書遺言と違って内容を精査する人がいないため法的に無...